Y!mobile（ワイモバイル）は海外で使える？申し込み方法や注意点を解説

今回は、Y!mobile（ワイモバイル）の申し込み方法や利用料金、注意点について解説します。

安定した通信環境が魅力的なワイモバイルは、日本で利用者が多いサービスのひとつ。海外でも日本と同じようにワイモバイルを使いたい、海外でワイモバイルを使うにはどのような手段があるのか、と海外での利用を考えている方も少なくありません。

ワイモバイルの海外ローミングサービスを利用すれば、現地でもデータ通信が可能です。ワイモバイルを海外で使う手順や注意点、おすすめのネット手段について解説するので、ぜひ参考にしてください。

Y!mobileは海外で利用できる？

ワイモバイルを海外で利用するには、海外ローミングサービス「世界対応ケータイ」にあらかじめ、加入する必要があります。世界対応ケータイに加入すれば、海外でも通話・ネット・SMSが利用可能です。

サービスの対応機種は、以下の端末になります。

• iPhone
• Android
• タブレット
• 4Gケータイ
• モバイルデータ通信端末

ただし、3Gケータイは利用できません。「世界対応ケータイ」はMy Y!mobileから無料で加入できます。

1. My Y!mobileにログイン
2. 契約確認変更をタップ
3. オプションサービスの変更をタップ
4. 「サービスを探す」から世界対応ケータイ加入ボタンをクリック

申込自体は簡単なので、早めに済ませておきましょう。

Y!mobile海外ローミングサービスは2種類

海外ローミングサービスは、以下の2種類です。

2つのプランの違いがわかりにくいので、具体的な渡航例を挙げてみます。日本からの渡航者が多い韓国を例に、3日間海外ローミングを利用した例を比較します。

*1：25MBを超えた場合で換算
*2：海外WiFiレンタルショップを利用した場合の通信費+端末レンタル料。「電源オフの日は通信費0円」を使うと、さらに安くなります。

たった3日間だけでもかなりの価格差が生じます。長期利用する場合はもっと差額が広がることを考慮しつつ、プランの詳細を見ていきましょう。

関連記事▼

海外でワイモバイルを使うと高額請求も！？安くY!mobileを使う方法

ワイモバイル（Y!mobile）のスマホは、海外でも国際ローミングを使ってネット接続などができます。しかし、ワイモバイルの国際ローミングは、高額請求になる恐れがあるのです。 本記事では、ワイモバイルを海外で使う際の、安く…

海外あんしん定額

日本国内で利用する端末で、海外でも通話やメール、データ通信ができるプランです。24時間あたり980円で、最大1〜3GBのデータ通信ができます。お得なプランを選びたいなら、「海外あんしん定額」がおすすめです。

利用料金

渡航先によって利用料金が変わります。

【定額国Lの場合】

定額国Lは、アメリカやハワイ、グアム、カナダ、メキシコ、ブラジル、オーストラリア、モルディブ、フランス、ドイツ、タイ、台湾、中国、韓国など。

※データ量上限超過後は最大128Kbpsに低下

128Kbpsはほとんど通信機能が使えない状態です。

【定額国Sの場合】

定額国Sは、バハマ、ジンバブエ、イラン、ミクロネシア、ジブチ、レバノン、ベリーズなど。

※データ量超過後は通信を停止します

1MBはメール送受信は問題なくできるが、Webサイトを3ページほど閲覧のみ、LINE通話もほとんどできない状態です。10MBはLINEやメールのやり取りはできても、インスタなどのSNSやネット閲覧は控えたほうがよいほどのデータ量です。

これらの国では、データ通信量に対して非常に高額なので、契約時は十分注意してください。

【飛行機・船】

※データ量超過後は通信を停止します

機内や船上でネットが使えるプランです。かなり高額な料金になるので、各航空会社や船会社のインターネットプランを利用したほうが安く押さえられるでしょう。

申込方法

海外あんしん定額は、会員サービス「My Y!mobile」から申し込みが可能です。申し込みを済ませても海外でデータ通信を開始するまで、通信料は発生しないので安心してください。

また、現地で海外あんしん定額に加入したい場合、ソフトバンクから届くSMSから申し込み可能です。空港に到着したあとにWi-Fiに接続し、SMSから申し込みましょう。

利用手順は、以下のとおりです。

1. 希望するプランを選択する
2. 「利用を開始する」をタップする
3. 内容を確認して「利用を開始する」をタップする
4. プラン開始の報告メールがSMSで届く

利用状況は「My Y!mobile」で確認可能です。ただし、一度「利用を開始する」を押すと、キャンセルできないので、慎重に手続きを進めましょう。

設定方法

海外あんしん定額の設定方法は、以下のとおりです。

1. 会員サービス「My Y!mobile」にログインする
2. 海外あんしん定額のサイトから申し込む
3. データローミングを設定する
4. ソフトバンクから届くSMSを確認する
5. 専用サイトにアクセスして利用開始する

海外モバイルネットワークの接続中に、利用開始の手続きが可能です。海外あんしん定額の設定は、Wi-Fiをオフにした状態で手続きを進めましょう。

海外パケットし放題

1日2,980円でインターネットが使いたい放題になるプランです。海外パケットし放題に加入せずにデータ通信を行うと請求金額が数万円になる場合があります。ネットの利用頻度が高いなら、「海外パケットし放題」がおすすめです。

利用料金

データ量によって利用料金が変わります。

※日本時間でカウント
25MBはテキストやLINEのメッセージなどは問題なく行えますが、動画やインスタなど閲覧であれば、すぐに消費するほどの容量です。

音声通話・SMSは、「海外パケットし放題」の適用対象外です。音声通話・SMSを利用したい場合は、「海外あんしん定額」に切り替えましょう。

申込方法

海外パケットし放題は、世界対応ケータイに申し込み済みのお客様のみ利用できます。世界対応ケータイに加入しており、ローミング設定がオンの状態であれば利用可能です。

ただし、契約状況によっては世界対応ケータイに申し込めない場合があります。詳しくは、下記をご確認ください。

渡航先に到着したらSMSが届きます。「海外パケットし放題が適用」の文言があれば、問題なく利用可能です。稀に適用されない場合があるので、必ず内容を確認してください。

設定方法

海外パケットし放題の設定方法は、以下のとおりです。

1. 会員サービス「My Y!mobile」にログインする
2. 海外あんしん定額のサイトから申し込む
3. データローミングを設定する
4. ソフトバンクから届くSMSを確認する
5. 専用サイトにアクセスして利用開始する

海外モバイルネットワークの接続中に、利用開始の手続きが可能です。海外あんしん定額の設定は、Wi-Fiをオフにした状態で手続きを進めましょう。

Y!mobile海外ローミングサービスの使い方

ワイモバイルの海外ローミングサービスに加入すれば、電話をかけたりSMSを送信できたりします。それぞれの使い方について詳しく確認していきましょう。

なお、通話料やSMS料は定額プランが適用されないので、注意しましょう。

海外から電話をかける

海外から電話するときは、申込は不要で月額料金はかかりません。

国際電話を利用するときは、相手の電話番号の頭に「+」「国番号」を付けて発信します。日本の国番号は「81」なので、海外から日本にかける場合は、「+81」を付けましょう。

「+」は、「0」または「＊」キーの長押しで入力可能です。「+」の代わりに、国際電話であることを知らせる「国際電話アクセス番号」を入力することでも利用できます。

ワイモバイルの通話料は使用した分だけかかるので、注意してください。ソフトバンクと同じく相手国によって、料金が変わります。

滞在国向けとは、滞在国がアメリカなら、アメリカ国内でかけた場合の通話料。他国向けはアメリカや日本以外にかけた場合の通話料です。

着信者に着信料が発生する

海外から通話する場合は、電話を受けた側にも着信料が発生するケースがあります。着信料が発生するケースは次のとおりです。

• 滞在国にいる同伴者（日本の携帯会社）の携帯または、一般電話から受けたとき
• 日本からかかってきた電話を受けたとき
• 日本以外の海外から電話を受けたとき

滞在先から日本へかけた場合、日本側へは着信料はかかりません。

上記で紹介したように、着信料は滞在国向けの通話料よりも高額になるので、頻繁な電話のやりとりは避けたほうが無難です。

海外からSMSを送る

ワイモバイルでは、海外からSMSを利用できます。

送信方法は日本国内と同じように、宛先に電話番号をそのまま入力してメッセージを送信するだけ。海外滞在中のSMS送信料は100円/1通、受信料は無料になります。

Y!mobile海外ローミングサービスの注意点

海外ローミングサービスを利用する際の注意点には、次のようなものが挙げられます。

• 新規加入者は申し込めない場合がある
• 海外での通話料金は高額になりがち
• 長期滞在には向いていない

それぞれのポイントを詳しく解説します。

新規加入者は申し込めない場合がある

ワイモバイルの海外ローミングサービスは、申し込みをする必要があります。しかし、USIM単体契約での新規契約の場合、最大4ヵ月間「世界対応ケータイ」に加入ができません。

USIM単体契約とは、料金プランのお申し込みと同時に携帯電話の購入しない契約のことです。USIM単体契約で新規契約をした方は注意してください。

海外での通話料金は高額になりがち

海外から電話するときの通話料は、日本国内での通話よりもかなり割高です。たとえば、日本への通話料は、アメリカは140円/分、カナダ195円/分、イギリスは260円/分です。

• アメリカから日本へ30分通話した料金：4,200円
• アメリカ滞在中に日本からの着信を受けた料金（30分）：5,250円

費用を抑えたいのであれば、電話を利用せず無料通話ができるアプリを使用するのがおすすめです。データ容量は消費しますが、通話料金はかかりません。

長期滞在には向いていない

ワイモバイルの海外ローミングサービスは、基本的に長期滞在には向きません。海外パケットし放題でも、数週間から数ヶ月利用し続けると高額な料金が発生してしまいます。

具体的に、ワイモバイルの定額プランを利用して、韓国滞在を例に3日間・7日間・20日間の通信料金を比較します。

*1(25MBを超えた場合で換算)
*2（海外WiFiレンタルショップの1GBプランを利用した場合の通信費+端末レンタル料。）

海外パケットし放題を20日間利用すると、通信費が7万円ほどに！上記からもわかるように、長期になればなるほど、かなり高額な通信費がかかり続けます。

費用を抑えたいなら、ポケットFi-Wiを検討しましょう。ポケットWi-Fiであれば、上記のように、長期間使えば使うほど、費用が押さえられます。とくに、海外WiFiレンタルショップであれば、「電源オフの日は通信費が0円」になり、さらに安く利用できます。

ぜひ、海外WiFiレンタルショップの通信費のシミュレーションで、どのくらい安くなるかを比較してみましょう。

Y!mobile海外ローミングサービスの高額請求を防ぐには？

海外ローミングサービスの高額請求を防ぐには、次のような方法があります。

• ローミング通信の設定をオフにする
• 使用しない間は機内モードに設定する
• 端末を紛失したらすぐに利用停止手続きをする
• ポケットWi-FiやフリーWi-Fiを利用する

それぞれの方法について詳しく解説します。

ローミング通信の設定をオフにする

高額請求を防ぐには、ローミング通信の設定をオフにするのがおすすめです。たとえば、海外パケットし放題を利用する場合、1週間毎日使用し続けると2万円を超えてしまいます。

また、スマホ内にあるアプリは、未使用時でも自動的に更新や通信される場合があります。ローミング設定がオンの状態だとデータ通信がおこなわれて、知らない間に料金が発生してしまうことに…。ローミング設定がオフにすれば、データ通信ができないので安心です。

使用しない間は機内モードに設定する

海外に滞在中は、かかってきた電話に出るだけで着信料が発生してしまいます。高額請求を防ぐには、機内モードの設定をオンにするのがおすすめです。

機内モードの設定をオンにすると、インターネットや通話、SMSが利用できなくなります。機内モードを設定すると、スマホの画面上に飛行機のマークが表示されるので、チェックしましょう。

端末を紛失したらすぐに利用停止手続きをする

海外では、スマホの紛失や盗難などのトラブルが発生することがあります。第三者に不正に利用されると料金が発生してしまい、その費用は自分で負担しなければいけません。

スマホを無くしたり盗まれたりした場合、すぐにワイモバイルのカスタマーサービスで利用手続きをおこないましょう。通話は有料になりますが、オペレーターが対応してくれるので安心です。

ポケットWi-FiやフリーWi-Fiを利用する

高額請求を防ぐ方法として、ポケットWi-FiやフリーWi-Fiを利用するのもおすすめです。フリーWi-Fiが充実する国であれば専用スポットが点在しており、手軽にネットに接続可能です。しかし、繋がるスポットが限定的で、誰でも利用できるため、アクセスの混雑やセキュリティ面に不安があります。

安全にインターネットを利用したいなら、ポケットWi-Fiの利用を検討しましょう。ポケットWi-Fiは、個別に設定したネットワークとパスワードで通信を保護されているので安心です。また、移動中など使いたいときにどこでも繋がる環境が保持できます。

Y!mobileを海外でより安く利用する方法

海外でより安く利用するには、次のような方法があります。

• ポケットWi-Fiをレンタルする
• 現地のSIMカードを利用する
• フリーWi-Fiを活用する

それぞれの方法について詳しく解説します。

ポケットWi-Fiをレンタルする

安全性を重視するなら、ポケットWi-Fiがおすすめです。国によってはサイバー攻撃による被害が多発しており、フリーWi-Fiの利用に不安を感じることもあるはずです。

ポケットWi-Fiは、個別に設定したネットワークとパスワードで通信を保護しています。フリーWi-Fiのように誰でも接続できないため、個人情報を盗み取られる心配がありません。

「海外WiFiレンタルショップ」では、セキュリティ万全のネット環境を提供できます。また、レンタル料金は、業界最安値の1日220円（税込）。手続きもたった3分で完了する手軽さもあります。

現地のSIMカードを利用する

SIMフリーのスマホをお持ちの方は、SIMカードを利用するのも一つの方法です。海外の空港や駅などでは、現地での通信に使えるSIMカードが販売されています。

SIMカードは日本でも購入可能です。英語に苦手意識がある方や事前に準備したい場合は、日本で購入しましょう。

ただし、スマホのSIMロック解除や設定に手間がかかるため、慣れない方は少しハードル高く感じるかもしれません。

フリーWi-Fiを活用する

現地でインターネットを利用する機会が少ないなら、フリーWi-Fiを使用するのがおすすめです。Wi-Fiの普及率が高い国の場合、至るところにWi-Fiスポットがあります。

ただし、フリーWi-Fiは誰でも利用できるので、セキュリティ上の不安を抱く方も多いはずです。安全性を考慮したいなら、ポケットWi-Fiとの併用を検討しましょう。

Y!mobile海外ローミングサービスをうまく活用しよう！

現地に到着してすぐにネットに接続したいなら、Y!mobile（ワイモバイル）の定額の海外ローミングプランも選択肢の一つでしょう。渡航前に申し込みが必要ですが、海外でもデータ通信や通話が利用可能です。ただし、国際ローミングの利用料金は高額になりがちです。

費用を抑えたい方は、ポケットWi-Fiのレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。「海外Wi-Fiレンタルショップ」は、通信費が安く、さらに、電源を入れない日は通信料がかかりません。レンタル料は1日たった220円（税込）。

上記からも分かるように、大手キャリアのプランよりも断然お得です。また、利用料金を抑えられるだけでなく、安全性も確保できるので安心。

また、受取はコンビニから、返却はポスト投函と忙しい方でも手軽に利用できます。海外旅行や出張のご予定がある方は、ぜひポケットWi-Fiを検討してください。

>> ポケットWi-Fi利用時の料金を簡単シミュレーション！滞在期間とプランを入力！