国際免許の取り方完全ガイド!【必要書類・費用・講習の有無も解説】
この記事では、国際免許の取り方を徹底解説します。
海外に渡航予定のある方の中には、国際免許の取得を検討中の方もいるでしょう。しかし、初めての時や取り方、必要書類、期間、費用などわからないことも多いもの。本記事では、日本の免許証で事足りるケースや、現地での注意点まで、わかりやすく解説します。
記事後半では、国際免許の便利さや、にも触れますので、ぜひ渡航前にお役立てください。
海外でレンタカーを借りたい方、運転予定のある方は必読です!
【国際免許の取り方の前に】知っておきたい基礎知識
国際免許の取り方を解説する前に、まずは、知っておきたい基礎知識をご紹介します。
日本で国際免許を取得していけば 運転できる国 |
国際免許がなくても 日本の免許さえあれば運転できる国 |
国際免許があっても 運転できない国や地域 |
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【代表的な渡航先】
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【代表的な渡航先】
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【代表的な渡航先】
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取得から1年以内の国際免許を携帯する | 日本の免許と翻訳文を携帯する | 現地で運転免許を取得する |
日本で国際免許を取得していけば運転できる国
海外で運転するには、基本的には国際免許が必要です。とは言え、国際免許があれば、どの国でも運転できるわけではありません。日本で取得した国際免許で運転できるのは「ジュネーブ交通条約」に加盟してくる国だけです。
韓国、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、イタリアなど日本人に人気の旅行先である国は、ほぼ含まれますが、渡航前には必ず警視庁の「ジュネーブ条約締約国等一覧」を確認しましょう。
国際免許がなくても日本の免許さえあれば運転できる国
海外の国の中には、国際免許がなくても日本の運転免許だけで運転できる国もあります。国際免許がなくても運転できる国の例をご紹介します。
- ハワイ
- 台湾
- ドイツ
それぞれ注意点をまとめました。
注意点 | |
---|---|
ハワイ | ・入国1年以内に限る
・日本の運転免許証とパスポート(コピー不可)を携帯する |
台湾 | ・日本の免許証とJAF(日本自動車連盟)発行の中国翻訳文を携帯する |
ドイツ | ・日本の運転免許とドイツ語翻訳文の携帯で6か月間は運転可能 |
上記の3か国は、日本の免許証だけで運転が可能です。しかし、現地の警察がルールを理解していない可能性も考え、国際免許も携帯することをおすすめします。
国際免許があっても運転できない国
ジュネーブ国際条約には世界中の約160か国が加入しています。しかし、日本人に人気の渡航先の中では、中国が非加盟国です。中国では、日本で取得した国際免許では運転できないため、日本の有効な運転免許に基づき、中国の運転免許所を取得しなければいけません。
ただし、香港・マカオは「特別行政地区」なため、国際免許での運転が可能です。詳しくは、在中国日本大使館のHPで確認しましょう。
国際免許の取り方【必要書類と申請方法】
それでは、国際免許の取り方を解説していきます。
国際免許のための必要書類
国際免許を取るには、まずは以下の必要書類を準備しましょう。
- 運転免許証
- 写真1枚
- 渡航を証明できるもの
- 古い国際免許(持っている場合のみ)
それぞれ注意点をまとめました。
書類準備時の注意点 | |
---|---|
運転免許証 | ・海外に滞在する期間をカバーしていること |
写真1枚 | ・5×4㎝
・無帽、正面、上三分身、無背景 ・申請6か月以内に撮影したもの |
渡航を証明できるもの | ・パスポートや航空券など |
古い国際免許 | ・持っている人のみ |
すでに国際免許証を取ったことがある方は、失効した国際免許を返還する必要がありますので、必ず持参しましょう。ちなみに、国際免許の有効期限は取得した日から1年です。
国際免許の取得方法
国際免許の取り方は非常に簡単です。必要書類を準備して、以下のいずれかの場所で申請するだけなため、講習は不要です。
- 警察署の運転免許課
- 運転免許試験場
- 運転免許センター
警察署の運転免許課に申請すると1~2週間かかりますが、運転免許試験場と運転免許センターでは即日発行が可能です。申請の際は、手数料として2,350円必要ですので、現金で準備しておきましょう。
いずれも平日の午前8時30分から午後16時30分まで、土曜・日曜・祝日・年末年始(12月29日~1月3日まで)は申請できないため、渡航が決まったら早めに申請しましょう。
代理人による申請について
国際免許は、親族や会社の同僚など本人との関係が明白な人であれば代理申請が可能です。しかし、代理人による申請は、本人がすでに渡航中の場合のみとされているため注意が必要です。
国際免許で運転する際の注意点3選
ここでは、国際免許で海外で運転する際の注意点を解説します。
- 日本の運転免許とパスポートも携帯する
- レンタカーを利用する際は年齢制限を確認する
- 保険に加入する
それぞれ詳しく解説していきますね。
日本の運転免許とパスポートも携帯する
海外で運転をする時は、国際免許の他に日本の運転免許とパスポートも携帯しましょう。なぜなら、国によっては、現地の警察官が外国人の運転に関するルールを理解していないケースもあるからです。
日本の運転免許とパスポートも携帯しておけば、万が一警察官に止められた時も安心ですよ。
逆に、国際免許が不要な国であっても、提示を求められる可能性も!ハワイは入国から1年以内であれば国際免許が不要ですが、周知されておらず、免許不携帯として罰金を課せられそうになったケースが実際に報告されています。
そのため、できるだけ国際免許・日本の免許証・パスポートの3点を携帯するのがおすすめです。
レンタカーを利用する際は年齢制限をチェックする
海外の多くの国は、レンタカー利用に年齢制限を設けています。法的に運転できる年齢であっても、国際免許を持っていても、決められた年齢に達していなければレンタカーを利用できません。
一般的なレンタカーの年齢制限は以下です。
地域・国名 | レンタカーの利用可能な年齢 |
---|---|
ヨーロッパ | 25歳以上 |
オーストラリア・ニュージーランド | 21歳以上 |
アメリカ・カナダ | 21歳以上 |
台湾 | 21歳以上 |
韓国 | 21歳以上 |
アメリカでは、21歳以上であればレンタカーを利用できますが、25歳未満の利用者に対しヤングドライバー料金を課しています。ヤングドライバー料金は予約時の料金には表示されないため注意しましょう。
現地で支払いをする時に、1日当たり20~30ドル程度の追加料金を請求されるのが一般的です。また、25歳以下はレンタルできない車種もあるため、事前にあわせて確認しておきましょう。
また、海外のレンタカーサービスは、支払い方法やデポジットがクレジットカード一択なケースも多々あります。自分名義のクレジットカードを準備しておくと安心ですよ。
保険に加入する
海外でレンタカーを利用する際は、保険に加入しておくことをおすすめします。
「海外旅行保険でカバーされるのでは?」と思っている方もいるかもしれませんが、一般的な海外旅行保険では万が一交通事故を起こした時に十分補償されないケースも多々あります。
保険の種類ごとに補償範囲をまとめました。
補償範囲(一例) | 備考 | |
---|---|---|
海外旅行保険 |
|
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クレジットカード付帯保険 |
|
|
任意保険 |
|
|
海外で実際に海外旅行保険に加入して補償されたケースをご紹介します。
国:アメリカ
補償内容:24歳の男性が車両を運転中に操作を誤り死亡。1億円の保険金が支払われた。
(参考:三井住友海上)
多くのレンタカーサービスでは、レンタカーを利用する時に「強制保険」に加入します。しかし強制保険は、第三者や破損した建物への損害賠償金を一部補償する保険です。自分自身の怪我や盗難等による被害の補償は含まれないため、任意保険への加入もしておくと安心です。
任意保険は、強制保険ではカバーされない部分も補償し、自分自身の治療費、盗難、紛失などを補償しもらえます。プラスして加入がおすすめな保険をまとめました。
車両保険・車両盗難保険 | 車両に対する補償制度 |
---|---|
搭乗者保険 | 自身または搭乗者に対する医療費の補償 |
手荷物保険 | 手荷物の紛失に対する補償 |
免責軽減制度 | 上記車両保険、車両盗難保険の免責を軽減する制度 |
海外で運転をされる方は、運転の頻度や自分の運転スキルなどを考慮しつつ、必要な保険に加入しましょう。
【国際免許の取り方を押さえたら!】渡航前に必須の運転準備3つ
最後に、海外で運転を予定している方がしておきたい準備を3つご紹介します。
海外で運転をする予定の方は、以下の3つの準備をしましょう。
- 渡航する国の交通ルールを予習しておく
- 運転できない時の交通手段をリサーチする
- カーナビ用のWi-Fi接続手段を確保しておく
それぞれ要点をまとめました。
渡航する国の交通ルールの予習
国際免許があれば多くの国で運転ができます。しかし、交通ルールは国によって大きく異なるため、渡航する前にある程度の予習はマストです!特に、右側通行の国で運転すると、左折した時に走行車線を間違えてしまいがちです。Googleマップで実際に運転する道を確認しておくとイメージがつかみやすいでしょう。
また、海外では日本にはない標識も多いため、事前にチェックしておくとルール違反をするリスクが低下します。お子さんがいる方は、チャイルドシートに関する決まりも確認して、必要にあわせて準備しましょう。
運転できない時の交通手段をリサーチする
海外で運転する予定の方でも、実際に運転してみたら無理だと感じたり、体調が優れず運転したくない日もあるでしょう。そんな時に備えて、現地での交通手段をリサーチしておくと安心です。
例えば、アメリカやハワイでは、UberやLyftなどの配車サービスが人気!タクシーの1/3程度リーズナブルで、予約から支払いまでがアプリで完結します。一方韓国では、タクシーアプリTABAが人気。
ただし、利用の際は、位置情報をリアルタイムで提供するためにWi-Fiが必須ですので、あわせて対策しましょう。
おすすめの配車サービス タクシーアプリ |
|
---|---|
韓国 | TABA(タバ)、カカオタクシー >>TABAの使い方について |
台湾 | Uber(ウーバー) |
アメリカ、ハワイ | Uber(ウーバー)、Lyft(リフト)
>> Lyftの使い方について |
タイ、ベトナム、シンガポールetc. (東南アジア) |
Grab(グラブ) >> Grabの使い方:タイのGrab、ベトナムのGrab、シンガポールのGrab |
カーナビ用のWi-Fi接続手段を確保しておく
運転中は、スマホのGoogleマップをナビとして使用する方が多いはずです。しかし、フリーWi-Fiの普及率が高い国であっても、室内施設以外はフリーWi-Fiが不安定なことが多いものです。
まったく使用できないか、もしくは電波が脆弱でナビには使えないことが多いため、フリーWi-Fiに頼らず、自力でWi-Fiに接続できる手段を確保しておきましょう。
海外に渡航する人にもっとも利用されているのは、ポケットWi-Fiです。出発前にレンタルできて、空港やコンビニでの受け取りも可能!さらに設定が簡単なため、お子様から高齢者の方まで誰でも簡単にWi-Fiに接続することができます。
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海外旅行におすすめのポケットWi-Fiレンタルサービスは、下記記事もあわせてご覧ください。
国際免許の取り方は必要書類を提出するだけ!現地での運転準備も忘れずに
国際免許の取り方は、必要書類を提出して手数料を支払うだけと非常に簡単です。しかし、日本で取得した国際免許証では運転できない国も多いため、渡航前にしっかり確認しましょう。
そして、渡航前にはネットに接続する手段も確保したいもの。ポケットWi-Fiがあれば、常時ネットに接続できて、海外でスマホやタブレットでナビを利用する際も安心ですよ。
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海外に渡航される予定の方は、ぜひ海外WiFiレンタルショップをご検討ください。
国際免許の取り方や必要書類に関するよくある質問
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Q国際免許は講習や試験がある?
A国際免許の取得をする際は講習は不要です。必要書類を提出するだけで最短即日で取得できます。
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Q国際免許が使えない国はある?
A中国やブラジルでは日本で取得した国際免許が使えません。運転の際は現地で免許を取得する必要があります。
-
Q国際免許の取得にはいくらかかる?
A国際免許の申請にかかる費用は、2,350円です。
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