イギリスのインターネット環境を徹底解説!Wi-Fi事情はロンドンなら良好?【渡英前の準備に】
旅行や出張でイギリス渡航を計画する際、インターネット環境が気になる方もいるはずです。確認せずに渡英すると、モバイルデータ通信の使いすぎによる高額請求や個人情報漏洩などの問題につながるおそれがあります。
そこで今回は、イギリスのインターネット環境について解説します。現地の無料Wi-Fi事情、利用する際の危険性や注意点も紹介するので、イギリスに行く予定がある方はぜひ参考にしてください。
イギリスのインターネット事情について
イギリスのインターネット普及率は、日本よりも高い水準にあるのが特徴です。ブロードバンドにおいては、日本では光回線が主流ですが、イギリスでは多くの場所でADSLが使用されています。
光回線は光ファイバーを利用した通信回線で、ADSLは電話回線を用いたインターネット回線です。光回線のほうが、基地局からの距離による影響を受けづらく、安定した通信速度を維持できます。
イギリスでもごく限られた場所で光回線がありますが、ロンドンのような大都市でもあまり普及していません。光回線が普及しないのは、イギリスの建物が古く配線工事をおこなうのが難しいためです。
イギリスでインターネットを使う方法4選!【快適な通信環境はどれ?】
イギリスでインターネットを使用するには、次のような方法があります。
- 現地のSIMカードを使用する
- 海外ローミングサービスを使う
- ポケットWi-Fiをレンタルする
- 現地の無料Wi-Fiを活用する
それぞれの手段について詳しく解説します。
現地のSIMカードを使用する
スマホがSIMフリーである場合は、現地でSIMカードを購入する方法があります。SIMカードとは、通話やインターネット通信を利用するためのICカードのことです。SIMフリーのスマホは、契約した携帯電話会社での利用に限らず、好きな携帯電話会社のSIMカードを使用できます。
おすすめのSIMカードは、次のとおりです。
キャリア | 特徴 | 料金(30日分) |
---|---|---|
O2(オーツー) | イギリス国内で知名度が高い |
|
Three(スリー) | 格安料金で購入できる |
|
EE(イーイー) | つながる範囲が広い |
|
海外ローミングサービスを使う
短期的な滞在であれば、海外ローミングサービスを利用する方法があります。ソフトバンクやドコモ、auなど日本のキャリアでも、イギリスでモバイルデータ通信を利用することが可能。
各キャリアの海外ローミングサービスは、次のとおりです。
キャリア | サービス名 | 料金 |
---|---|---|
ソフトバンク | 海外パケットし放題 | 定額料2,980円/日(制限なし) |
ドコモ | 世界そのままギガ | 【通常プラン】980円/日
【国・地域限定割プラン】
|
au | 世界データ定額 | 最大2,980円/日 |
ポケットWi-Fiをレンタルする
より安全にインターネットを利用したい場合は、ポケットWi-Fiの利用を検討しましょう。少し割高になりますが、個人情報が盗まれるなど、無料Wi-Fiのように危険に晒される心配はありません。安く利用できるポケットWi-Fiも多いため、費用を抑えたい方にもおすすめです。
「海外WiFiレンタルショップ」では、ポケットWi-Fiのレンタルサービスを提供しています。通信料は使わない日は通信料がかからず、ポケットWi-Fiのレンタル料は業界最安値の1日220円(税込)です。手続きも3分で完了するため、渡英前の忙しいときでもサクッと準備できます。
現地の無料Wi-Fiを活用する
なるべく費用を抑えたい場合は、現地の無料Wi-Fiを活用する方法があります。多くの都市や町で無料Wi-Fiが提供されており、情報を検索したい場合に利用できます。しかし、無料Wi-Fiの専用スポットによっては、通信速度が遅かったり安全性が低かったりというデメリットがあります。
イギリスの無料Wi-Fi事情!使える場所は?【公共交通/宿泊/飲食/観光地etc.】
イギリスでは、ほとんどの地域や町で無料Wi-Fiが提供されています。専用スポットを把握しておけば、いつでもインターネットに接続できます。
イギリスで無料Wi-Fiが使える場所は、次のとおりです。
- 空港・駅
- ホテルなどの宿泊施設
- カフェ・レストラン
- ショッピングモール
- 美術館・博物館
それぞれの場所について詳しく解説します。
空港・駅
イギリスでは、すべての空港で無料Wi-Fiが利用できます。サインインが必要な場合はありますが、登録すれば誰でも利用可能です。
サインインの方法は、以下の2パターンから選べます。
- ソーシャルメディアを利用する
- 氏名やメールアドレスを入力する
駅構内は、無料Wi-Fiがある場所とない場所があります。ロンドン地下鉄は、2012年にWi-Fi接続ができるようになりました。はじめは誰でも無料で利用できていましたが、2013年以降は有料化されています。しかし、イギリスのモバイルデータ通信を使える場合は無料で利用可能です。
ホテルなどの宿泊施設
ほとんどの宿泊施設で、無料Wi-Fiが提供されています。基本的に宿泊施設の無料Wi-Fiは利用客しか使えませんが、ホテルではロビーのみ利用客でなくても無料で利用できる場合も多いです。
無料Wi-Fiを提供するロンドン市内の主なホテルは、次のとおりです。
- The Savoy(サヴォイ)
- The Portobello Hotel(ポートベロー ホテル)
- Lime Tree Hotel(ライム ツリー ホテル)
また、一部の宿泊施設では、Wi-Fiの利用が有料だったり最初の30分だけ無料だったりすることがあります。宿泊施設のWi-Fiを利用したい場合は、事前に確認しておきましょう。
カフェ・レストラン
チェーン店のカフェでは、登録すれば無料で利用可能です。また、一度登録すれば、同じサービスを提供する店舗では自動的に接続してくれます。
無料Wi-Fiを利用できるチェーン店のカフェは、次のとおりです。
- Starbucks cafe(スターバックス カフェ)
- Costa Coffee(コスタ カフェ)
- Cafe Nero(カフェ ネロ)
- Pret a Manger(プレタ マンジェ)
- McDonald’s(マクドナルド)
- EAT.(イート)
レストランやパブでも、ほとんどのお店で無料Wi-Fiを利用可能です。ただし、当然のことながら、この方法では、お店の利用者でないと無料Wi-Fiを使うことができません。
ショッピングモール
一部の大型のショッピングモールでは、無料Wi-Fiが利用できます。無料Wi-Fiを提供するロンドン市内のショッピングモールは、次のとおりです。
- Harrods(ハロッズ)
- Liberty(リバティ)
- Selfridges(セルフリッジズ)
- John Lewis(ジョン ルイス)
また、主要なスーパーでも無料Wi-Fiが提供されています。
- Waitrose(ウェイトローズ)
- Marks & Spencer(マーク アンド スペンサー)
- Tesco(テスコ)
ロンドンのような大都市であれば、スーパーは見つけやすいため、インターネットを使用したいときに便利です。
美術館・博物館
美術館や博物館などの施設でも、無料Wi-Fiが提供されています。入場無料の施設も多いため、利用しやすいのが魅力です。カフェが併設されている場合も多く、休憩しながら利用できます。
無料Wi-Fiを提供するロンドン市内の美術館や博物館は、次のとおりです。
- National Gallery(ナショナル ギャラリー)
- British Museum(大英博物館)
- Victoria and Albert Museum(ヴィクトリア アンド アルバート博物館)
- Tate Modern(テート・モダン)
- Design Museum(デザイン ミュージアム)
イギリスで無料Wi-Fiを使う危険性と注意点
快適かつ安全に利用したいなら、無料Wi-Fiに伴う危険性と注意点を理解しておくことが大切です。
主な危険性と注意点には、次のようなものがあります。
- セキュリティに不安がある
- インターネット速度は期待できない
- 専用スポット周辺でしか使えない
- 郊外は専用スポットが少なくなる
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
セキュリティに不安がある
便利な無料Wi-Fiですが、セキュリティが弱く個人情報を盗まれる可能性があります。特に、暗号化されていない無料Wi-Fiは要注意です。
暗号化されている無料Wi-Fiを使用するのが基本です。暗号化されている無料Wi-Fiでも安全とは言い切れませんが、セキュリティ対策をおこなうことでリスクを回避できます。
インターネット速度は期待できない
無料Wi-Fiは誰でも利用可能ですが、インターネット速度はあまり期待できません。特に、人が多く集まる場所や混雑しやすいところは、インターネットに接続できない場合もあります。
快適にインターネットを使用したい場合は、現地でのSIMカードの購入やポケットWi-Fiのレンタルを検討するのがおすすめです。
専用スポット周辺でしか使えない
無料Wi-Fiは、専用スポット周辺でしか使えません。イギリスはあらゆる場所で無料Wi-Fiを利用できますが、専用スポットの近くまで移動しなければいけません。
専用スポットから離れた場所にいるときは、すぐにインターネットを利用できない場合もあります。「その場で検索したいのに情報が手に入らない」といったストレスを現地で感じるかもしれません。
郊外は専用スポットが少なくなる
ロンドンのような大都市であれば、専用スポットが点在していることも多いです。しかし、イギリスの郊外になると専用スポットは少なくなります。
「すぐにインターネットに接続して検索したいのにできない」といった問題が起こりがちです。無料Wi-Fiが使える場所で、訪問先周辺の専用スポットを探しておくことをおすすめします。
イギリスはカフェやショッピイングモールなど、さまざまな場所で無料Wi-Fiが提供されています。しかし、無料Wi-Fiはセキュリティが弱く、個人情報を盗まれる可能性があります。
また、通信速度が遅かったり専用スポットでしか使えなかったりデメリットも多いです。安全かつ低価格でインターネットを使いたい場合は、ポケットWi-Fiのレンタルを検討してみてはいかがでしょうか。
「海外WiFiレンタルショップ」では、ポケットWi-Fiのレンタルサービスを提供しています。電源を入れない日は通信料がかからず、レンタル料は業界最安値の1日220円(税込)です。ポケットWi-Fi選びに迷う方は、ぜひご検討ください。
イギリスのWi-Fi事情に関するQ&A
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Qイギリスの無料Wi-Fiスポットを探すアプリはありますか?
A無料Wi-Fiを探せる専用アプリ「WiFi Finder」があります。事前にダウンロードすれば、世界のどこでもWi-Fiスポットの検索が可能です。
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Qイギリス旅行でデータ通信量はどのくらい必要ですか?
A連絡手段として使うなら、300MBで十分です。通信量の目安は、Web閲覧(370ページ)、Googleマップ検索(40分)、LINE(7,500通)です。
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Qイギリスで安全に無料Wi-Fiを利用する方法はありますか?
Aデータを高度に暗号化できる「VPNサービス」を利用する方法があります。暗号化された安全なネットワークでのインターネット利用が可能です。
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